ニュージーランド第3のシティとして知られるクライストチャーチ。
南島最大の都市であるクライストチャーチは南島の観光・文化・経済の中心地です。美しい街並みで知られていますが、2011年、クライストチャーチ近郊で発生した大震災により多大な影響を受け、特に中心部では約70％の建物を取り壊し再建する必要があったほどでした。
現在では新しい建物の建築と街の復興も進み、かつての活気を取り戻しつつあります。ゴシック調の美しい街並み、1年を通して過ごしやすい気候、田舎と都会が融合した程よくゆったりとした雰囲気などなど沢山の魅力から観光客や留学生、ワーホリ先として人気を誇ります。
クライストチャーチでの留学＆ワーホリの魅力を見ていくことにしましょう！
1年を通して過ごしやすい気候
クライストチャーチは1年を通して温暖な西岸海洋性気候に属しています。
日中は夏であれば平均最高気温21℃～冬では10.7℃くらいと日本と比べると四季を通した気温差はあまり激しくありません。「急激な温度差が好きではない」と言う方にとってはとても過ごしやすい環境でしょう。
ただし、1日の気温差が10度前後開くことも多いため、気温に対応できるように上着などを持ち歩くとう良いかも知れません。
英国式の街並みが美しい「ガーデンシティ」
クライストチャーチの街を歩いてみると、ゴシック調の建物が多く、まるで英国にいるかのような雰囲気に圧倒されることでしょう。それもそのはず、クライストチャーチはイギリスの開拓者によって開かれた街です。
今でも建物の雰囲気はもちろん、人々の生活の中にも英国文化が根付いています。例えば、街中を流れるエイボン川で行われている「パンティング」（エドワード王朝様式の伝統的な服装をしたボート漕ぎの男性が街を案内してくれます）はその1つです。
英国庭園を思わせる、ガーデニング文化が盛んで公園はもちろん、各家庭にも美しい花が咲き誇り緑と花に囲まれた街であることから、別名「ガーデンシティ」とも呼ばれています。
ニュージーランドに居ながら英国の雰囲気も楽しめるとは、何だかお得な気分ですよね。
田舎×都会のいいとこ取りが嬉しいクライストチャーチ
クライストチャーチの中心部は30分もあればドライブで一回りできる位の規模です。オークランドほどの都会感はありませんが、ニュージーランド南島の中心地なだけあって田舎っぽさもありません。程よく落ち着いた雰囲気の中で地域に溶け込んで生活したいという方におすすめの場所です。
大都市のオークランドにくらべると物価、生活費が低いというのも魅力の1つ。例えばアパートの家賃を比較してみると（2016年のデータ）オークランドでは💲450、クライストチャーチでは💲380が平均的です。市街地には国内一低価格で有名なスーパーもありますから自炊を中心にするのであれば食費はそれほど高くはなりません。
市街と郊外を結ぶバス網が発達していますし、交通量が少ないため大都会のような渋滞に巻き込まれることは滅多にありません。坂が少ないため自転車で通勤・通学される方も多いです。自転車を活用すれば、交通費0円と更なる節約が可能になるかも知れませんね。
家賃参考：INFONZPLUS
食べ物に困る事がないクライストチャーチ
「イギリス色が濃いクライストチャーチだから、食べ物もイギリス系の食事でさぞ不味いのだろう」と想像される方も少なくないかも知れません。そんなことはありません！
グルメな街クライストチャーチでは食べ物に困ることはほとんどないのです。ラムやベニソン（鹿肉）、サーモンをはじめとするニュージーランドらしい食材はもちろん、多国籍なお国柄なだけあってフレンチ、イタリアン、スパニッシュ、和食、中国料理、韓国、タイ、インド、トルコなどなどほとんど全国の食べ物を楽しめます。
アジアンマーケットもあるので、コンニャク・豆腐・納豆・たくあんでさえ購入できてしまいます。
アクティビティが充実！飽きることのない街
クライストチャーチには、博物館、美術館、テーマパーク、動物園、カジノ、大型ショッピングモール、ファーマーズマーケット、冬になればスキー場など沢山の見どころがあります。
国際南極センター
実体験を通して南極を学べる南極をテーマにしたアトラクションパークです。大迫力の4Dシアターでは 臨場感あふれる南極の氷の海のクルーズを楽しめます。マイナス20度を体験できるコーナー、南極探検時代の小屋を再現した可愛らしいペンギンに出会えるコーナーなどもありますから南極への小トリップ気分を味わってみては？
ウィロウバンク動物公園
ニュージーランドならではの動物を見てみたい！マオリの文化にも興味があるという方にお勧めのスポットです。
フェリーミード歴史公園
面積40ヘクタールの広大な敷地内に19～20世紀前半の町並を再現した施設です。ノスタルジックな雰囲気で流行りのインスタ映えも狙えます。まるで映画のワンセットに入り込んだかのような、タイムスリップしたかのような気分が味わえますよ。
カードボード・カセドラル
特殊加工された紙を建築資材として作られた、紙でできた教会です。内部にある祭壇もすべて紙管で作られています。美しいステンドグラスを持つ三角形のフレームが近代的でとても可愛らしく、夜のライトアップではまた違った顔を見せてくれます。設計を日本人建築家の坂茂氏が担当したことでも有名です。
クライストチャーチ・カジノ
ニュージーランドで初めて設立されたカジノです。バーやレストランも併設されているのでナイトライフを楽しみたい時におすすめです。ただし、20歳以上と言う年齢制限とドレスコード（スマートカジュアル）があるのでお忘れなく！
コンボチケットでクライストチャーチを丸ごと楽しめる
市内を走るクラシックなトラム（歴史、観光スポットを自由に無制限で回れます）、パンティング（エイボン川から街の景色を楽しむ船の旅）、クライシスとチャーチを360度見回せるゴンドラ、植物園ツアーがセットになったコンボチケットがあれば全部まとめて楽しむことができます。
クライストチャーチ留学のメリット
クライストチャーチはオークランドと並んでニュージーランドの中でも学校数が多いことで知られる街です。共学校、男子・女子校、公立校・私立校と優秀な各種高校が揃い、バリスタを育成する専門学校など、学校選びには事欠きません。
ほとんどの学校では1クラス人数は5～10名程なので生徒同士、先生とのコミュニケーションが円滑に取れる環境となっています。「ゆったりとした環境で勉強をしたい！短期間で会話・リスニング力を強化したい」と言う方に一押しです。
乗馬やロッククライミング、スキーなどを組み合わせたコースもあるので、学校以外の場所で現地の人と仲良くなれる機会もとても多いですよ。学校により特色も少しずつ違ってきますので、詳しくはお気軽にご相談ください。
クライストチャーチでのワーホリについて
市内中心地は観光業や飲食業が盛んなため、ツアーガイドやレストランのアルバイト求人が多いです。日本食レストランもあるため、英語がまずまずという方であれば日本語が話せるスタッフの多い日本食レストランからトライし、英語力に自信が持てるようになってからローカルで働くという手もあるでしょう。
中心地から少し離れた郊外ではワイン畑や果樹園といったファームも多いため、ピッキング（比較的お給料が良いと言われています）、ファームでワーホリをしたい方にもオススメです。
